見本市に行こう!!

見本市に行こう!!

バイクはいつても好奇心を掻き立てる

楽しければいい、というわけではない

イベントが開催されると無邪気にはしゃいでしまう人は多いでしょう。騒ぎ立てる理由は何なのかと、筆者が友人に何とはなしに聞いてみると面白いから、テンションが上るからという理由でした。それに対して何となく言いたい事は理解できたのですが、個人的にはそこまで体力を消費しなければならないのだろうかと疑問に思ったものだ。この話は高校時代の頃になるのだが、当方体育会系の学校に通学していたため、男女共にどちらかといえば快活な人間がそこかしこで根を張り巡らせてじっとしている、といったタイプではなくもはや縦横無尽に走り回る獣のような生徒がたくさんいたものだ。今思い出しても、学生とはうるさくするものだという通念した考え方があるのは理解していたつもりだが、あまり自分という箍を切り離した行動をすると後から冷静になって恥ずかしくなるので、極力抑えるようにはしている。

それでも催し事になれば問答無用で楽しくなるのは仕方のないことだ、そして開催されたイベントでは楽しく過ごさなければ意味はないというもの。その中で心躍る出来事や自分の知らない世界を知って感嘆したりすると、それだけで感受性豊かな心持ちに満たされる。回りくどい言い方だが、要は楽しければそれで良いということだ。

さて、こうしたイベントという言葉を聞くと皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか。筆者としてはある共通の趣味を持っている人達が一同に介してあれやこれやと薄い本を買い漁るイベントを速攻で思い出すのだが、それも一応れっきとしたイベントだ。但し間違えないで欲しいのは、日本にはそんなちょっと趣味が傾倒しがちな世界が繰り広げられるものばかりではなく、誰が訪れてもその優れた技術を公開し、現在の日本でこんなものを作れるだけの技術をお披露目するといった由緒あるイベントもキチンと存在している。こうしたイベントは当然ながら商業としての意味合いが強い、特定の個人が開催したイベントではなく、それこそいくつも重なり合った企業同士の協賛によって成り立っている。

日本でもそんなイベントはたくさん開催されているが、その中でも私達の生活に密着している交通手段としての乗り物においても見本市が開かれている。ただこうしたイベントの凄いところは日本国内に限定するのではなく、世界各国からも注目されているような超巨大規模で開催されているイベントも多数ある。夏と冬に行われる薄い本の総取り合戦もまぁ経済効果を考えたら計り知れないことになるわけだが、ちょっと違うので置いておく。

ここでは日本で開催され、そして世界からも注目されている見本市について話をしていこう。まず最初に紹介するのはバイクのイベントとして国内最大級となっている『東京モーターサイクルショー』のについての話からいってみよう。

日本で一番大きなバイクイベント

まず最初に紹介するイベントである東京モーターサイクルショーについての話をしていくとしよう。こちらのイベントは現在までに年1回の春に3日間という期間で開催されている日本最大のイベントとなっている。この日本でもバイクのイベントはいくつか開催されているが、その中でも最大規模のイベントとなっており、またイベントに参加している企業も日本有数の大手メーカーだけでなく、世界各国の人気メーカーがこぞって集結している。参加国としてはアメリカやイギリス、イタリアにドイツ、そしてオーストリアや中国といった様々な国からあれやこれやと出展されている。

イベントについての話をしていこうと思うんですが、そもそもこのようなイベントを開催することによって何かがどうなるのだろうかと思っている人もいるかもしれない。もちろんだが、意味があるからこそ開催しているんです。ではその理由として考えられるものとしては何なのかというのを、少し独自考察を元にしてあげてみよう。

  • 1:各国で開発されている最新鋭の製品を見て、負けていられないとするライバル心むき出し
  • 2:イベントをきっかけに、これまで発表してこなかった最新の製品を公に出来る
  • 3:一般の人があまり見ないような製品にアピールすることで、少しでも売上に繋がる可能性を残す
  • 4:コンパニオンとして雇われている人の可愛さを競い合うために

というような感じだろうか。最後の4.については物凄い限定的な界隈で騒がれていることかもしれないが、時折騒がれてもいるので無視するには惜しい事案だ。そんな話は置いて、残る3つについてはそれぞれに意味を内包している。その点についても少し分析してみよう。

市場原理としては当然のこと

まず最初に1.についてだが、これは市場としての見方で考えれば競合他社と共に活動することでお互いに競い合い、そこから技術や知識といったそれまでに生まれなかったものを生み出せるようにするという意味では至極当然だ。もちろん日本の技術も悪くはないが、元々はバイクという乗り物がヨーロッパを始めとした海外の国々から誕生し、現在までに普及しているところが歴史の一旦として語られている。またそれぞれの国としての保有している技術などが異なっているため、見た目ではそこまで大きな違いが有るわけではないにしても、大きく機体に特徴があるバイクも存在している。

そもそも開発を行っている中でどうしても行き詰ってしまう企業もあるだろう、そういう時こそ同業他社が発表した製品を見ることでアイディアが膨らむ場合もある。経済活動を活性化させるためには、こうした見本市を開催することでより逞しく成長していけるようにするのも重要になってくる。

最新式の公開

どの企業も技術を駆使して、それまでに発表してこなかった製品を発表する場としてはどうしても機会が必要だ。特にこうしたバイク関係においては人目に触れて、かつ雑誌などに詳しい情報を掲載しているといったことも良く見られている。但し新製品を発表するにしても、時には状況を選ばなければならない。折角最新鋭の商品を公開することになったとしたら、その勇猛なる姿は出来るだけ多くの人々の姿に触れて欲しいというのは、企業としては宣伝の意を込めて重要だ。今回で言うとこのモーターサイクルショーはバイクのイベントとしては日本最大となっているため、公表することで莫大な影響力が波間を打つようにして普及して行くだろう。

興味がない人を引き込めるだけの魅力を伝える

そして3つ目については、こうしたイベントに訪れている人が必ずしもその内容に興味があるとは限らないという点だ。中には興味があったけど、一人で行くのはちょっと寂しいからという理由で友達に誘われるがまま、ついてきたという人も当然いるだろう。イベントにおいては興味関心を示している人間が多く集まっているといった印象を持っているかもしれないが、中には全くといっていいほど興味がない方がいても何らおかしなことではない。しかし企業からすれば相した顧客もターゲットの1つとして認識しており、今は興味なくても展示しているモノを見ていくことで、これまで自分が知らなかった世界と邂逅することによって今まで知らなかった世界を知って、興味関心を持つこともある。そういった人々をいかにして虜とするかも、こうしたイベントにおける最大の焦点として語ることが出来る。

2014年度開催の東京モーターサイクルショーの様子

東京モーターサイクルショーは年に1回春に三日間開催されている。本年度2014年においては既にこの原稿を執筆している際には終了しているため、詳しい状況を説明することはできませんが、それでも大まかになら説明できるので話していこう。

今年度開催において特に注目されていたのが、開催前からホンダがこれまでに見た事のない世界初となる車両を開発することに成功し、そしてお披露目する事を発表していたことだ。世界規模で活躍している自動車産業の中でもトップクラスの売り上げを記録している会社から考案された最新鋭のバイクを見たいと思うのは、ライダーにとっては至極当然の感情だといえるだろう。その他にも日本の各メーカーや海外メーカーが開発した最新式のバイク、どこか漫画の世界で見たことがあるような近未来的を思わせるモデルのバイクなどが発表されるなどして、男女関係なくその洗練されたバイクの数々は心踊らされるものとなっている。

開催されている会場をほぼ貸しきって様々なメーカーのバイクが陳列している様子は圧巻だ。その中から自分でもいつかこんなバイクを購入してみたいという少し果てしない夢だけれど、願望を持つだけなら誰でも許されているから良いよね的に思いながら誰もが見ていました。中には一生懸命カメラでバイクを撮影している人もいました、とある人はそのバイクの横にいる女性コンパニオンにレンズとフラッシュを浴びせて熱烈なまでに撮影している様子もあったが、最新鋭のバイクと女性というシチュエーションに素晴らしくフェティシズムを感じているのだろうということにしておこう。

そんな中で開催された2014年度の東京モーターサイクルショーに来場した人数は前年比と比べるとやや増えており、ここ数年の中では一番大きく人の数を増やすことにも成功している。数字の推移としては、

  • 2012年開催、総来場者数:101,325人
  • 2013年開催、総来場者数:110,158人
  • 2014年開催、総来場者数:113,830人

となっている。2011年は震災があった年で、通常開催している期間からさほど時間が経過していなかったため、その年のモーターサイクルショーはもちろん、その他のイベントは開催が中止された。その翌年から再びイベントが始まり、そして今年まで継続して行われていたが、数字としては決して少ないとは言えないものとなっていると思われるので、成功と称することが出来るのではないだろうか。

このように、日本ではこうした知らない様々な最新鋭の商品を公表して、いずれはこうしたモデルの発売も予定しているというお披露目会として見本市が開催されている。またバイク以外でも様々な見本市が開催されているので、その点についても話をしていこう。