見本市に行こう!!

見本市に行こう!!

そもそも見本市とは

誰でも参加できるわけではない

それでは次の見本市を、と話を進めたいところだが少し逸れようと思う。というのも、そもそも見本市と呼ばれているこの催し事は消費者に一般開放しているために開催されているわけではない。モーターショーやモーターサイクルショーといったものは一般の人々にも解放して来場することが出来る催しとなっているが、中には一般来場者の入場そのものが認められていない見本市が大半となっている。また中には業界関係者だけが訪れて、最新鋭の技術などを確認し、意見交換を交わす場として用いられている、いわば研究会兼討論会といった方が意味は近いのかもしれない。

見本市は来場したくてもこれるわけではなく、開催する業種に精通している人間、またその人間や主催者側から招待されるといったことでなければ、基本的に参加は認められていない。モーターショーなどを見ているとどうしても一般のためのイベントと勘違いしている人もいるかもしれないのでここで改めて追記しておくと、主にこうした見本市に参加できる人間とは、

  • 同業者となる企業に属している
  • 見本市の様子を報道するメディアの人間

という2通りしか存在していない。では何故そうしたイベントが開催されている中で、一般の人に解放されているものとそうでない物があるのかという話になるが、それはやはり興味関心という度合いの強さが一番影響しているかと筆者は分析している。

大衆性があるかどうか

こうした見本市は実に様々な業界で開催されている、それこそ業界に精通していなければ把握しきれないほど沢山の見本市が毎年開催されている。なのに自動車やバイクといったものはどうして一般にも開放されているのかだが、それには業界としての様相に『大衆性が感じられるかどうか』という点に集約していると踏んでいる。自動車とバイクというものは日常生活において、多少なりとも金銭的な事情や立場といったものが絡み合ったとしても、非常に密接した関係性を人間と築き上げている。現代になったことでもはや自動車は移動手段としてなくてはならないものに、バイクも時には重要な交通ツールとして利用されている。こうした中、自動車やバイクに関心を向けている消費者の数は多い、またそうした人達の中には最新の製品を購入使用とも考えている、そんな人もいる。となると、開放することで利点を見出すことが出来る。

やはりここでも単純に損得感情におけるやり取りが交錯しており、一般消費者用に開放することによって、それだけ業界全体に経済効果をもたらすだけの力を有しているかどうかとなったら、一般向けに開放されることを、有効とみなすことが出来る。またこうした見本市を始めとした催しにおいては、会場内で物販といった販売も行われており、中にはここでしか購入する事が出来ないという稀少品を取扱っている場合もある。そういうものを目当てにしている人も少なからず存在しているため、将来的な利益と、現時点で獲得できるかもしれない収益という2つのお得感が得られれば企業としても、また見本市の開催を主催している側としても、全体的な経済バランスが潤沢としていることを喜ぶべきとして見出せる。

重要な観光名所として活用されることも

経済効果を狙っているのはもちろんだが、こうした見本市では一般消費者が利用できる『パブリックデー』、商用目的専用の『ビジネスデー』といったように開催日が基本的に分けられている。それは良いとしても、どちらにしても見本市が開催されることによって周辺各施設も便乗して経済効果を浴びる事も容易だ。その代表的なものとしては『ホテル業界』だ。モーターショーなどの世界各国から様々な人々がイベントに合わせて来日してくると、宿泊先がどうしても必要になる。さすがに野宿をするという選択はないにしても、見本市会場近くの会場から順々にホテルに宿泊しようとする人が押し寄せてくる。海外の顧客もそうだが、日本でも距離的な問題で宿泊した方が良いという場合もあるため、ホテル側としては閑散期に開催してくれるものなら喜んでとばかりに経済効果を期待している部分もあるだろう。

また飲食関係もそうだ、大多数の人々が来場する事が予想されているイベントであれば、需要を見込める。見本市とはいわば単純の特定の業界のためだけに開催されているわけではなく、それ以外にもきちんと効力が及ぶように開催されているので、面白い仕組みだ。

見本市の特徴として

そんな見本市というものが開催されることになると、毎年同じ場所で同じぐらいの期間に開催しているという印象があると思いませんか。それもそのはず、これは見本市の最もらしい特徴の1つとなっており、毎年同じ会場で開催されることも見本市の特徴となっているのだ。毎年同じ場所で開催されており、それだけ経済効果をもたらしているということ。日本だけに限定したとしても、その見本市だけで約数億から数十億という巨万の効果を、会場が設置されている都市に毎年もたらされるとなればもはや外すことはできない。何かしら不測の事態が起きてしまったら、さすがに開催そのものが出来なくなってしまうため必ず、という言葉は使用できない。

その他にも見本市が国際的な催し物だったとしよう、先に紹介したモーターショーなどに例を当てはめて考えても、それらが開催されているときはその会場が、産業の中心地として数えることになるほど非常に密の高いものとなっている。世界各国で開発されている技術、そしてこれまでなかったようなデザインの発表などで大きな話題を集めることに成功すれば、それだけ世界へと情報が発信されることになる。これは企業としても更なる成功を収めることが出来る期待を秘めている。