見本市に行こう!!

見本市に行こう!!

欲しいけど手が届くわけではない

ある意味、ベルサイユ宮殿並み

ファインテックジャパンのような見本市も確かに面白いが、男性ならまだしも女性には少し物足りないかもしれない。では女性からすればもはや目の肥やしとしてみるだけでも十分に価値のある見本市が開かれているのをご存知だろうか。こちらも一般来場は認められていない、あくまで商談を目的した見本市らしいものとなっている『国際宝飾展』というものがある。文字通り、ここではあらゆる企業が宝石を始めとした宝飾品を持ち寄り、その質の高さや技術力、そして物を仕入れてくるだけの情報力と仕入れ力などを売りにして、駆け引きが展開されている。

この見本はちょっとした催し事を毎年開催していることが有名となっている、そのイベントとは宝石が似合うなどの有名人を選出する『日本ジュエリーベストドレッサー賞』が行われている。男女共にどんな人が受賞したのかは興味があるかもしれない、ただそれ以上に目を引かれるのが受賞の際に身につけている豪華すぎる宝石の方ではないか。筆者も時折メディアなどで取り上げられているのを見たことはあるが、芸能人よりも身につけているね札を見たら卒倒してしまうような高価な宝石を堂々と着けていることだ。着けている最中に何かしらの不備があって地面に落ちるなどしたらどうなるか、想像しただけでも戦慄を覚えそうだ。

まぁそんな話は良いとして、この見本市もまた先に紹介したようにファインテックジャパンと同様に一般開放をしない催しとなっているため内情がどのようになっているかは、関係者だけが知るところかもしれないが、とりあえず今年2014年度に開催された際の状況を少し見てみようと思う。

2014年度の来場者の状況

『水増し無しの憲法によって、純粋な意味で来場した人達の数をごまかさないことを、ここに宣言します』、国際宝飾店で主催者が突如としてこのように告知してきました。来場者数を水増しすることによって、会場が賑わっていると錯覚させたいという意図があるだろうが、そこを敢えて正直に数字として表現する事が誠実だと判断したのかもしれない。ただそれで何かが代わるわけではないと思うのは筆者だけだろうかと悩んでしまうが、ちゃんと正しい数字を表記してくれるとのことなので見てみよう。

2014年来場者の状況

  • 当日来場者:19,111人
  • VIPバッジ来場者:7,318人
  • 協会関係者:70人
  • 来賓:658人
  • 報道関係者:310人

このようになっている、報道陣まで含めると合計『約27,500人』ほどが開催期間4日間に訪れている。一般の人がいない、業界関係者の中でも招待されている人間も含めた場合でも、やはりこの程度だろう。ただ何故主催者がこのような取り組みをやったのかについては定かではないにしても、色んな意味で勇気ある行動だろう。数字とは大きければ大きいほど好まれやすい、ましてこうした見本市では来場する人の数が多いほどに、その見本市がどれほど活性化しているのかをアピールする事が出来るのも事実。そうした利点を全て切り離して表として表した事は大変なことだ。

だが思っていたよりかはそこまで酷いとは感じない、宝飾業界という枠で考えればそこまで極端に人数が少ないという風にも感じ取れないので、危惧すべき点ではないだろう。

時には億単位の商談も成立しているだろう

宝飾関係の見本市としては日本最大級となっている当イベントでは、それこそ所によっては億単位で商談が成立したという話もあるかもしれない。何せ宝石の単価だけでも高いというのに、それがあちこちでどんなに少なく見積もったとしても100万円単位で契約がドンドン成立していると考えたら、やはり恐怖さえ感じるところだ。それも完全に商談目的として開催されていることもあり、遊び半分や自分が購入するために訪れている人はほとんどいないだろう。ただ見ているだけでも満足している人は居るかもしれないが、単純に商売として考えたら何が起きているんだろうかと疑ってしまいたくなる現場を目撃してしまいそうだ、

一度は会場内に潜伏して様子を見てみたいと思いたいが、歩いていると『暇そうにしている=鴨が葱背負って歩いている=契約まで一直線!』という構図が出てきそうなので、警戒心も必要かもしれない。これはディスプレイやアニメ産業、または自動車やバイクといった見本市として購入する物があるとするならまだ何となく現実味はある、しかし飛行機や宝石というあまりにも非日常すぎる代物を取り扱っている見本市ではキチンと、自分の立ち位置を理解していないとあっという間に気付いたら凄い契約を交わしていたという事実を突きつけられそうで恐ろしい。商談目的で開催されている見本市の現場では、壮絶さを極めることになっているのを想像するとやはりここでも熾烈な争いがあるんだなぁと、不景気など忘れてしまいそうだ。