見本市に行こう!!

見本市に行こう!!

結構面白い

業界関係者だけが訪れることが出来る見本市

さて、ここまでは一般の人でも自由に訪れる事が出来る見本市を紹介してきましたが、さすがにそれだけでは少し味気ないように思えてきてしまうので、この項目では一般開放を行っていない見本市としての真髄を刮目することが出来るものを紹介しよう。一般に開放されていない理由などは様々だが、詳しいところは業界関係者のみぞ知る、といったところだろうか。そんな中で筆者がこんな見本市もあるんだなぁと思ったのが、この『ファインテックジャパン』についてだ。

この見本市ではどのような製品を展開しているのかというと、今こうして筆者が原稿を作成している最中も直視しているモニターといったものの最新鋭の商品を見る事が出来るようになっている。ディスプレイはもちろんだが、最近でいうならスマートフォンやタブレットPC、さらにタッチパネル式のモニターといったパネルを材料として使用している製品の技術と今後発売を予定している製品について、詳しく紹介している。

中々にマイナーだが、今となってはパソコンもスマホも急速なまでに普及しているので興味が全く無いという人ばかりではないだろう。業界関係者ではない、機械を好んでいる人からすればディズニーランドのような景色が広がっていることだろう。そこら辺にいるコンパニオンの女性がミニーマウスで、商談を繰り広げている男性がチップとデールだったりと、愉快な想像をして遊んでみるのも面白い。

まぁ冗談はさておき、知られていない完全に商取引のために開催されているといっても良いこちらの見本市については知る人はそこまでいないと思うが、会場ではまさに今まで見たこともないような試作品が開発されている。今回は今年2014年に開催された様子を考察しながら見ていこう。

当時の状況は

業界関係者だけが訪れる事の出来るこちらの見本市も、開催してから今回が24回目となる。実はそれなりにコツコツと回数を積み上げているのだが、知らない人がいることを見ると認知度はあまり高くはないかもしれない。そんなファインテックジャパン2014は御馴染みの東京国際展示場で開催され、そこにはまさにディスプレイを中心とした様々な最新の商品が取扱われていた。その中でも会場内で一際存在感を象徴していたのは、日本のトビーテクノロジー株式会社のブースで展示されていた世界最小のアイトラッキングシステムの『Tobii X2』だ。アイトラッキングシステムといわれて分からないという人もいると思うので簡単に説明すると、此方は主に医療関係で患者の眼球の動きが安定しているかどうかを推し量るものとなっている。

この開発されたアイトラッキングシステムによって、パソコンで使用する際に視線のみで単純なゲームだけでもプレイすることができるという、中々面白い物となっている。ブースのキャッチコピーには『次世代ナチュラルUI視線入力』という風に設定し、視線入力だけでパソコンを始めとした機械を操作することが出来る可能制を示唆した。凄い開発なのだろうということは分かる、しかしこれを一般消費者としての観点から考えたら、どうなんだろうと思ってしまうところだ。ただこれが手足を自由に扱うことの出来ない高齢者だった場合、視線で訴えることを可能としているのではないか。画面で文字を示すことにより、コミュニケーションツールとして利用することが出来る、なんてことも不可能ではないかもしれない。

利用用途については未知数にしても、応用次第ではもしかしたら今後さらに加速度的に開発ペースが向上することになるかもと想像したら、実に興味深い。

ディスプレイ展示も多彩

この見本市では先に紹介したソフトウェア関係の商品以外にも、先に紹介したディスプレイ関係も展示されている。中でも特に注目すべきアイテムとしては、まず10点マルチタッチを可能としたディスプレイだ。この10点という意味がよく分からない人のために補足すると、これは画面上に表示されている10ヶ所を同時に操作する事ができるということを意味している。これまでは5点マルチタッチだったものが、開発が進行したことで10点まで同時に操作する事が可能になった。

だが冷静になって考えてみると普段の生活でマルチ操作が出来るようになっているのまでは良いとしてもだ、一気に操作しなければならない案件も10点同時に出てくる状況は中々ないだろう。それこそ一体どんな生活をしているんだと問いかけたくなる。ただ将来的な意味でビジネスの世界ではもしかしたら今後本当にその必要性が証明されて普及するかもしれない。この10点マルチタッチはその他にもテーブル型のディスプレイなども展示されて、最新の技術に圧倒されていたという。ただ中でもテーブル型のディスプレイについては企業としてではなく、招待された限りない一般人にはウケが良かったというのだから、何が好まれるのかな度分からないものだ。

ノートパソコンとは思えない高解像度

そして何といっても、これが本当にパソコンの画面なのかと疑ってしまいたくなるディスプレイの画素数を持ったノートパソコンもある。それは東芝から発表された世界初の4K解像度搭載の『dynabook t954』だ。4Kって何という人のために補足すると、簡単に言えば画面の画素数が『800万画素』以上ということだ。美麗すぎるパソコン画面というのも中々想像できないが、業界最大手が開発しただけに今後現実味を帯びて市場に出回るようになる日もそう遠くはないだろう。

またこの4K解像度を導入し、さらに260インチという巨大モニターでありながらLEDパネルとして展示された、シリコンサイン・ジャパンの『SiMagnolia』には会場からその圧倒的な大きさとLEDとは思えないような超々高解像度の画面に感嘆の声が巻き起こっていたという。日々進化しているパネル技術だが、日本だけでの尺度で考えてもどれ程進化すればいいのだろうと思ってしまう。

もしかしたら限界などないのかもしれない。ちなみに、この巨大LEDパネルはあくまで業務用として開発しただけとのことなので、市場販売は検討していないという。もしも出たら出たでありえないような料金で売買することになるので、一般人からすれば遠い夢物語なのに変わりはない。