見本市に行こう!!

見本市に行こう!!

世界でも有数の見本市

世界有数のゲーム見本市

日本で開催されている見本市について、本当に世界規模で行われているのだろうかと思ってしまう疑り深い人もいると思う。そもそも見本市は一般開放をしている期日が存在しているものもあるが、イベントによっては業界関係者だけしか入場を認められていないものもある。業界の特性として何かしら不都合が生じるなどの問題もあるかもしれないが、消費者としての視点で言うなら折角だから訪れてみて、最新の技術というものを目の当たりにしてみたいと思っている人も少なくはないだろう。そういう意味では先ほどから紹介している東京モーターショーや東京モーターサイクルショー、さらにAnimeJapanといったものは一般に開放して見学できるのは、実に面白いといえるだろう。

この見本市も一般向けに開放されており、計4日間の開催を行なっている『東京ゲームショウ』というものがある。筆者が友人につれられて初めて訪れた見本市もこちらだ、その当時まだ見本市という言葉そのものも知らなかったので、とりあえず最新のゲームを楽しむことが出来るからという謳い文句でついていったものだ。そう考えると初参加した見本市としては10代らしいその場のノリ的な勢いで言ったのを、なんだか懐かしくなる。

さて、その名の通りなわけだがこの見本市はコンピューターゲームの最新の製品を公開、または今後開発予定のゲームプロジェクトの紹介などといったものを公開している。ゲームが好きな人にとってはまさしく祭典と呼ぶべき見本市だ。ビジネスデーとして開放されている日は当然ながら一般の入場こそできないものの、その次に待っている一般開放はゲーム好きには毎年参加しなければならないイベントとして見られている。ただこのゲームショウは以前、一般開放日が土日に集中しており、まだ法律で週休5日制が導入されていなかった頃、学校を休んで見本市に来場するという問題が露呈した。当然ながらNGなのと、だからと言って来るなとは言えないため一時期は土曜日が学校がある、ないに関わらず小学生から高校生までを対象に入場制限をかけて、14時から入場できるようにするなどの対策が試みられた。学校なんてどうでもいいだろうというのはさすがに体裁としては格好がつかないため、主催者としても対策が試みられていた。現在では土曜日は基本的に休みとして認定されているため誰も気軽に参加出来るようになっている。筆者が参加したのも高校生で休みだったので問題ないが、当日大寝坊をして友達との待ち合わせピッタリに根性で間に合ったという思い出もあるなど、感慨深い見本市だ。

世界でも有数のゲームイベントして知られている

東京ゲームショウと呼ばれているこの見本市は日本だけでなく、世界規模で知られているものとなっており、特に規模が大きいイベントとしては世界三大ゲーム見本市の一角としてその存在感を出している。しかし、こう書くととゲームユーザーから総スカンを食らってしまうため補足している、日本のゲーム業界も悪い意味でガラパゴス化しているといえば、納得する人もいるだろう。というのも、日本のゲーム業界で開発・発売されて市場に出回っている製品に関して、正直なところ日本市場ではともかく、海外市場においては大半の作品があまり評価されていない事実と直面する。これには諸説理由が挙げられているが、単純日本以外で開発されているゲームのクオリティが上っていること、新作ゲームを発売する際に最も売れやすい時期に見計らって対策を何本も製作していること、といった点もあるが、中には日本の一部ユーザーだけをターゲットにした商品がここのところ多く流通しているがタメ、その他の作品クオリティが万人向けに創られていないという問題にも行き詰る。

これは否定する事の出来ない事実であり、こうしたことから日本のゲーム市場が携帯市場と同じくガラパゴス化していると揶揄されているのだ。そのためゲームショウの主催者としては何とかして日本の、ゲーム業界を取り巻いている状況を打破しようと当見本市で挽回を狙っているという。それが実を結べば今後の展望も少しは明るくなるかもしれないと思えなくもないが、低下し続けている市場規模を考えるとあまり時間は残されているとは言えない。単純な見本市としてはもちろんのこと、一般開放も含めた計4日間で訪れる人の数も時折減少することもあるが、基本上昇傾向にある。

東京ゲームショウが始まったのは今から18年前のこと、その頃からすでにこの見本市には大変な注目が集まっていた事が理解出来る。

開催実績の推移

第1回 109,649人 87社
第3回 140,630人 104社
第5回 156,455人 92社
第7回 163,886人 74社
第9回 137,400人 63社
第11回 129.626人 53社
第13回 150,089人 111社
第15回 176,056人 131社
第17回 193,040人 217社
第19回 185,030人 180社
第21回 222,600人 193社
第23回 270,197人 352社

こうしてみると来場者数こそ年々増え続けている傾向にあったが、企業としての反応はあまりよろしくない状況が継続していたことが理解できるだろう。理由は色々かもしれないが、それでも東京ゲームショウは間違いなく一大エンターテインメント性を秘めている事はもちろん、新たな可能性を提示していることも伺わせる。その結果、何と昨年開催された2013年度については来場者と出展企業のどちらも最高値を記録するなど、結果を見事に反映させている。この時には国内だけではない様々な国からの企業も出展するなどした盛り上がりを見せていた。そして現在スマートフォンなどで行なうソーシャルゲームなども出展内容として取り入れるなど時代のニーズに答えた物が多く散見されていたことで。日本のゲーム見本市が最も注目を浴びた記念すべき開催年だったというべきだろう。

それまでも確かに規模としては世界有数とまで言われ、会場も東京国際展示場の次に広い幕張メッセでの開催となっていることもあるが、どうしても世界単位として考えた場合には尺度が狭いのではと危惧されていた部分は否定できない。

こうした好転しつつある状況が降下しないためにも、ある意味2014年度開催のゲームショウは正念場なのかもしれない。これで前年度よりも数字を大きく落としてしまえば、それだけでも大きな損失を蒙ってしまったと思えなくもないからだ。良い数字を叩き出したら翌年も持続できなければならない、そんなプレッシャーを主催者側は迫り来る開催期日に胃を痛めているかもしれない。